ちょっと印象に残ったので


東洋経済オンラインより
ムーギーキム氏と城繁幸氏の対談:手足を切るような”大リストラ”が始まるから、城繁幸氏の言葉を引用します。

“たとえば今、ユニクロが一部ですごくたたかれている。ユニクロはブラック企業(編集部注:一般的に、労働環境が悪く、若者を使い捨てる企業を意味する)だと言う人もいるんだけれども、僕はブラックではないと思っている。ユニクロはたぶんグローバル企業なんですよ。 グローバル企業は、ユニクロに限らず、どこもハードに働かされるんですよ。


 “ユニクロがブラックと言っている人たちに対して、いつも疑問に思うんだけども、彼らは突き詰めると、「使い捨てられる」ということを問題視するわけです。でも、労働者って全部使い捨てですよ。これは、政治家から、首相から、銀行員から、メーカーまで、みんなそうですよ。 すべての労働者には2種類しかいない。使い捨てられることを分かっている労働者と、使い捨てられることに気付いていない労働者。”


上記の対談を自分なりにまとめると
「日本市場が小さくなり、金融機関(特に外資系)で若年層でもお構いなしにリストラされており、それ以外の業界、たとえば、総合電機業界(NECや富士通)でも2000年とはくらべものにならないくらい大規模なリストラ(事業自体を閉鎖し、ホワイトカラーの首を切る)が実施される可能性も十分ある。
今後他の業界も同様になるかもしれず、その対策として会社とはビジネスライクに付き合い、会社から放り出されても十分な“実力”をつけておかなければならない。」といったところでしょうか(ずいぶん乱暴ですが)。


自分は転職会社?の言う“成長”とかいったものに興味はありませんが、”労働者は使い捨てであること”を意識し、いつ会社から放り出されていもいいように、金融資産を増やし、マネーリテラシーを高めていくことは、少しでも快適な状態で生き残るために重要なことだと思います。

”グローバル化”なるものが進展していることは確実ですが、「雇用が減る・増える云々」「商品の質とサービスが云々」とあれこれ考えるよりも、現状にうまく適応してより快適な生活が送れるようになることが大事だと思います。
(もちるん株価や為替の変動要因になるであろうことはあれこれ考えるべきです。)

少なくとも、”グローバル化”によって世界中の市場に低価格・低コストで分散投資できるようになったことは素晴らしいことです。