面白い(興味深い)ブログを見つけました。

特殊清掃「戦う男たち」 自殺・孤独死・事故死・殺人・焼死・溺死・ 飛び込み・・・遺体処置から特殊清掃・撤去・遺品処理・整理まで施行する男たち

リンクのテキストの通り、特殊清掃の業務をされている方のブログです。
2月19日の記事が気になりました(他の記事も面白いです)。
詳細は、是非、ブログ記事を呼んでみてください。

記事より引用します。

”故人は、30代後半
大学を卒業して、それなりの企業に就職。
しかし、「おもしろくない」と早々に退職。
以後、人間は、我慢する・辛抱する・忍耐することが必要であるということをまるで忘れてしまったかのように、職を転々するように。
そして、それを繰り返すたびに、仕事内容はどんどん不本意な方向に行き、賃金は低下の一途をたどった。
そうなると、労働意欲も低下。
結局、最期の数年間は、仕事に就くどころか、就職活動さえしない生活をしていた。


「自分の気持ちに正直」にという、ポエムともなんともつかぬ言葉を最近見かけます。

「自分の気持ちに正直」に職を転々とした人の末路です。
” 現場の玄関を開けると、著しい悪臭が私をお出迎え。(中略) 次は、おびただしい数のハエがお出迎え。
そして、その次は、ベッドの遺体痕が私を迎えてくれた。
それを確認して後、周囲を見回すと、部屋はかなりの荒れ様。
整理整頓・清掃はロクにできておらず、生活ゴミをはじめ大量の酒のビンや缶が散乱。”



辛抱や我慢ばかりでは、何のために生きているかはわかりませんが、
「会社員(賃金労働者)は定刻までに出勤する」
「つまらなくても賃金のもらえることはする」
「食事・飲酒は節度を保つ」
・・・等
ある一定水準の辛抱や我慢は必要なようです。
The road to hell is paved with good intentions.(地獄への道は善意で敷き詰められている)

上記の記事は「ブログの筆者自身のこと」「(故人の)親と子の関係」についても書かれています。

繰り返しになりますが、とても興味深いブログです。