ナシーム・ニコラス・タレブ 著、望月衛 訳まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのかを読みました。
著者は元デリバティブトレーダーで長年、相場と向き合ってきた人です。

なかなか独特の語り口で、マスコミや証券アナリストを毛嫌い(?)馬鹿に(?)しているようです。
内容は主に不確実性についてです。
結果から見てうまくいった手法やトレーダーは後付けでうまくいって当然のように語られるが、実際は”まぐれ”で良いパフォーマンスを上げただけであり、同じ手法をまねしてもうまくいくとは限らず、大きな損失を被るかもしれないしれない・・・等々。
投資をするうえで、自分にとっては有益であろう文章がちりばめられていました。

分量もそれなりにあり一気に読むことはできませんが、投資以外でもためになると感じました。

セミリタイアを目指すものとして気に入った個所が最後のほうにあったので、記録のために引用します。

”このあたりを書いている今、私はアルプスをゆっくり走る汽車の中にいる。仕事で出張の人たちからは遠く離れていて快適だ。
周りにいるのは学生か引退した人たち、つまり「大事なアポ」を抱えていない、いわゆる無駄な時間を恐れていない人たちだ。”


”突き詰めると、(相対的に)貧乏だけど時間は自由か、お金持ちだけれど奴隷のように時間に縛られるかは自分で決めることなのだ”

実際自分にとっては、ものすごく貧乏だけど時間は自由か、普通に生活はできるが奴隷のように時間に縛られるかのどちらか
だと思います。

あと、避けるべきことの羅列は自分にとって有益だと思われました。
”自分のポジションと結婚する”
”シナリオを変える”
”損をしたらどうなるかといゲームプランを決めていない”
”自分の考えを批判的に検討することがない”
”現実逃避”